Annaは看護学校時代に、海外で働く看護師に興味を持ち、JAICAの見学もできるネパール医療スタディツアーに参加しました。少し前の話なので詳細不明な部分も多いですが。
3月18日~3月26日の9日間。医師・看護師をはじめ、栄養士、理学療法士、大学教授と幅広い分野の人が集まりました。
1日目は、カトマンズにあるモデル病院というところで、医学生とディスカッションをしました。ネパールの医療事情、日本との違いなど。
その後、病院内の見学。
廊下にもベッド。
隣との間にカーテンなどの仕切りはない。
医師や看護師がぞろぞろと回診。
手術室。顕微鏡や内視鏡の設備も一応あるけど
麻酔器とモニター。なんだか頼りない・・・
消毒はまさかの消毒液のみ?オートクレーブとかステラッドやガス滅菌がない・・・?
ガウンやマスクもディスポ(使い捨て)ではなく洗って使っているみたい。
別の病院も見学させてもらったけど同じような感じ。
JAICAとして2年の期間をネパールで過ごすという日本人看護師2人と話をさせてもらいましたが、衛生面は日本の常識で考えてはやっていけないと。
ネパールでは停電も多くて、あるもので何とかするという工夫が必要と。
日本との大きな違いは看護師が体を拭いたりするのではなく、家族がケアをしてあげると話してくれました。
次の日は山を越えて無医村に行きました。
ここはユニセフが管轄で、子供の成長をみるのに、籠に子供を入れて体重は正常か、健康に育っているかチェックをしています。
ストップウォッチで脈拍の測定。月に1回医師の往診。保健指導。
最後の日は観光。パシュパナートで死体の火葬をみました。
ネパールはヒンズー教徒が多い国ですが、ここで灰になって遺骨をガンジス川に流してもらえるのはとても栄誉のあることとの説があります。
カトマンズは人が多くて空気も埃で汚くて、でも人が優しくてみんな家族想いで一生懸命生きていました。
海外で働く前にまず一人前の看護師になって、知識と技術を高めてから自分の道を進もうと感じた医療スタディツアーでした。